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2010年6月23日 (水)

1991 RVF750 OKI HONDA ワイン・ガードナー/ミック・ドゥーハン

SUZUKA 8HOURS ENDURANCE ROAD RACE
OKI HONDA RACING TEAM

 

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This machine raced in the 3rd round of the 1991 World Championship Endurance Serues,the Suzuka 8-Hours.
It qualified fastest and won the race with a talented team of riders.

HRC"The 25th anniversary 1990 - 1994"

 

1991年世界耐久第3戦、鈴鹿8時間耐久レース出場車。
ゴールデンコンビにより優勝、予選も1位の完全制覇を達成。

 

 

エンジン種類 水冷4サイクルV型4気筒DOHC4バルブギヤ駆動
排気量 748.1cm3
最高出力 140PS以上/ 13,500rpm
最大トルク 8.1kgm / 11,500rpm
重量 140kg 以下
変速機 6段変速
サスペンション(前) テレスコピック(アップサイドダウン)
サスペンション(後) プロリンク

 

Engine      Liquid・Cooled 4 Storoke4・Valve
           "V"・Shaped4・Cylonder749cc
            Max Power:Over140ps
                  Frame Type :Twin Tube

Suspension  Front:Inverted Telescopic Type
            Rear:Prolink Type

Dimensions  2000×600×1060mm
Wheelbase   1385mm
Clearance    110mm
Weight        140kg  

HONDA"Force V4 Story"

 

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「私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある。」

本田宗一郎の名言 格言

 

 

 

 

 

1990年8耐、ゼッケン11番OKIホンダ ワイン・ガードナーは自身の転倒で引き離された ゼッケン21、TECH21ヤマハを猛然と追い上げていた。
しかし突然、マシンが止まってしまう。

コース上でタンクをゆらすガードナー。
予想を遥かに超えたハイペースでの走行がHRCの燃費計算を狂わせ、ガス欠をおこしてしまった。

ガードナーの指先はタンク側面をさまよっていた。
”リザーブコックは何処だ!”

しかし、1990年式RVF750にはリザーブコック自体が装備されていなかった。

コースサイドにたて掛けられるRVF750。
ツナギのファスナーを開け、歩きだすガードナー。

彼の8耐は終わった。

 

1990 SUZUKA 8H FINAL

 

HONDA"失敗から生まれる勝利"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌年の1991年夏、ガードナー、ドゥーハンはリベンジを果たす為、鈴鹿に戻ってきた。

虎の子、RVF750は前年型と比べて見た目の大きな変化はない。
ただ、タンク周辺に大きな変更点が2点見られた。
リザーバータンク設置によるコック、フィラーキャップ一方にガソリン容量確認用の覗き窓が設置された。

 

HONDA”勝利へ向けての準備”

 

 

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1991年の鈴鹿8耐は悪天候によるコース状況の急変にみまわれた。
路面はウェットからドライに・・、西コースと東コースでは路面コンデションが異なってくる。

インターミディエイトでいくのか・・、スリックに交換か・・。
次々にライバル達がサンドトラップに呑み込まれていく中、ゼッケン11 OKI HONNDA ガードナー/ドゥーハン組は王者の風格を漂わせながら、淡々とラップを重ねてゆく。

 

1991 SUZUKA 8H Qualify

 

 

 

1991 SUZUKA 8H FINAL

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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左 1990年型・RVF750  右1991年型・RVF750

 

 

 

 

 

 

 

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”RVF750”
至上命令・・・「鈴鹿8耐は必ず勝て」

「鈴鹿8耐」は日本最大のロードレース大会である

 

鈴鹿8時間耐久ロードレースは1978年(昭和53年)の第1回大会より途切れることなく毎年夏、鈴鹿サーキットで開催されてきた日本最大のロードレース大会である。
バイク乗りやレースファンからは「夏の風物詩」として親しまれ、ニックネームは8耐(ハチタイ)である。

8耐は市販スポーツバイク改造車の耐久レースで、それが人気の秘密だった。
2012年に35回大会を数え、そのうちホンダは26回の優勝を記録している。
その勝率は7割4分で、ホンダは8耐で勝利を重ねてきた。

しかしホンダが強ければ強いほど、ライバル達も強くなる。
したがって毎年、8耐は熾烈な勝負を展開している。

真夏の熱さに耐え、台風の雨をものともせず8時間耐久レースは毎年スタートする。
まさかの逆転劇、予想だにしなかったチームの優勝と、8耐の歴史は名勝負の歴史そのものになった。
これこそが日本最大のロードレース大会と呼ばれる理由だ。

1980年代から1990年前半は、日本のスポーツ・バイクシーンが輝いた年代であった。
1985年から1995年の10年間は日本でもっともスポーツバイクが売れた時代だった。

そのスポーツバイクの夏の祭典である8耐の人気もまたピークを迎えていた。
毎年夏、鈴鹿には15万人以上の観客が全国各地から押し寄せてサーキットをうめつくした。

 

 

 

 

 

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鈴鹿8耐におけるホンダRVF750の活躍

 

1985年(昭和60年)から1993年まで、ホンダはV4エンジンのRVF750を8耐に投入し、ライバル達のパラレル4と激闘を展開していた。

1985年に8耐に初出場したRVF750は優勝し、翌1986年も勝手2連覇を成し遂げるが、1987年と1988年は好敵手ヤマハYZF750に2連覇されてしまう。
8耐に勝利することを運命づけられたホンダは、雪辱をはらすべく、1989年は優勝してみせる。
そして2連覇を狙った1990年がやってくる。

1990年、ホンダのナンバーワン・チームであったワイン・ガードナー/マイケル・ドゥーハンは、ポールポジションを獲得しながら、決勝レースでは序盤に転倒し、中盤にガス欠でリタイアする。

転倒は不運であったが、ガス欠は技術的な問題であった。

転倒後のハイペースな追い上げで燃費を悪化させていたが、燃料タンクの構造ミスによりピットインの燃料補給で満タンにならず、燃料計算よりも早く燃料不足となりエンジンが停止してしまった。
この燃料タンクは徹底した簡素化設計のためにリザーブコックを装備していなかったので、再スタートが不可能であった。

勝利を目指して開発したメカニズムが裏目に出たのであった。

この手痛いミスを挽回すべく、翌1991年型RVF750は、燃料タンクの細かな改良はもちろん、すべての機能が再検討され、勝利を確実に獲得するハイパフォーマンス・マシンへと生まれ変わった。

 

 

 

 

 

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1990年型から1991年型へ 勝利のための改良

 

2台のRVF750は、ホンダが心血を注いで開発した耐久レースマシンである。

耐久レース用のマシンは、スプリントレース仕様とは大きく異なる。短距離・短時間のスプリントレースはピットイン作業の必要がない。
しかし耐久レースでは、ピットインしてライダーが交代するばかりか、燃料やオイルの補給、タイヤ交換などが必要である。

燃料タンクに装備されている給油口が2つあるのは、そのひとつがタンク内部の空気を排出して燃料補給を数秒という短時間で交換するためのメカニズムである。

あるいはまた、前後タイヤを短時間で交換する為のメカニズムが組み込まれた前後サスペンションの仕組みなど興味深い仕様になっている。

1990年型と1991年型のRVF750のシルエットは大きな違いがないように見える。

しかし細かいけれど重要な仕様の違いは、燃料タンクまわりに見てとれる。
1990年の鈴鹿8耐ではナンバーワンチームがガス欠リタイアを喫したホンダは、1991年型ではタンク内部の機構を改良するとともにリザーブタンクを装備し、燃料容量確認のための点検窓まで装備している。
更に燃料残量警告灯が追加装備された。

こうした細部に至るまでの徹底した改良は、ホンダが8耐勝利を狙う執念をあらわにしたメカニズムであった。

勝利を獲得する為に勇気あふれるライダーの走りと大胆なチーム戦略が必要だが、それらのダイナミックな戦いを支えているものは、ネジ一本に至るまで徹底的に吟味した技術追求力なのである。

 

 

 

 

 

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1991年、難しいレースを制し、再び栄冠に輝く

 

1991年の8耐は、ホンダにとって勝利への情熱が最高潮に達していたレースであった。

4年前の1987年にヤマハYZF750が優勝し、翌1988年も連覇する。
1989年はホンダRVF750が優勝して、ヤマハYZF750の3連覇を阻止するが、1990年は三たびヤマハYZF750が優勝した。

ホンダにとって1991年の8耐は、どうしても負けられない一戦となった。

ホンダはナンバーワン・チームとして、再びワイン・ガードナー/マイケル・ドゥーハンのワールドグランプリ・ライダーコンビを投入する。
マシンは熟成してきたRVF750であった。

予選でガードナー/ドゥーハン組はポールポジションを獲得してみせるばかりか、RVF750は予選トップ3まで独占する速さをみせた。

しかし7月28日の決勝レース・スタートは、台風9号の影響で前夜から降りだした雨はやんでいたが、完全なウェットコンデションであった。
この雨は8時間のレース中に何度か降り出し、ある時は西コースは雨で、東コースは晴れているといった、複雑な天気模様となった。

こういうレースは、慎重に走り続けなければならないライダーの神経をすり減らすものだ。
ウェットコンデションに耐えるだけでなく、攻め続けなければレースには勝てない。
その難しいレースを見事に制覇してみせた。

この優勝は同時にホンダRVF750の信頼性、耐久性の勝利でもあった。

 

 

 

 

 

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(展示された時期によって詳細が異なっている。)

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1991年7月28日 鈴鹿サーキット 決勝レース終了直後

優勝マシンを汗だくで押しているところに無邪気に群がるファン。
彼らの為に一瞬マシンを止め、流れ落ちる汗をぬぐった。

HONDA 鈴鹿8耐 ロードレーサーの鼓動”グランプリマシンより熱い、RVF750

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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